ドイツ大好き。オルガン大好き。


by fu-ga_907
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Frohe Ostern!(教会編)

さて、復活祭のお楽しみは書きましたので、
ここでは「本来の」復活祭について書きます。

復活祭はイエス・キリストが十字架にかかって亡くなってから3日目に復活したことを祝うお祭りです。教会では、この復活を祝う典礼や特別礼拝が行われます。
復活祭はクリスマスなどと違って、「何月何日」と決まっていません。毎年日が変わります(曜日は変わりません)どうやって決めているかというと、
「春分の日のあとの初めての満月の次の日曜日」となっているのです。

カトリック教会では土曜日の夜に「復活の聖なる徹夜祭」という典礼が行われます。
何故土曜日の夜かというと、教会では日没後を「翌日」と考えるからです。古くから、この復活祭では土曜日の夜徹夜で祭儀を行ったことから、この典礼が守られているそうです。徹夜といっても徹夜するわけではありません。(ギリシャ正教、ロシア正教などの正教では夜中12時から徹夜の典礼だそうです)
日本だと午後6時半からとか午後7時から始まると思います。ドイツはその時間、まだ日没ではないので、午後9時とか午後10時などかなり遅い時間から始まります。
ドイツのプロテスタント教会でも徹夜祭が守られているようです。日本のプロテスタントでは行われないのではないでしょうか?
この典礼はとても長く、2時間~2時間半ほどかかり、教会暦の中で一番長いのだそうです。
最初に「光の祭儀」から始まります。ロウソクの光だけで静かに典礼が進みます。歌もア・カペラでオルガンは鳴りません。
その後、「ことばの典礼」で聖書が読まれます。いつもよりたくさん読まれます。途中でグローリアという神の栄光をたたえる歌が入ります。この歌は四旬節(受難節)のあいだはずっと歌われない歌なのです。この歌が始まるとオルガンは輝かしい音色で堂々と鳴り響き、鐘の音、鈴の音が響き渡り、教会の明かりも点灯されます。一気に復活の喜びで満たされる瞬間でもあります。
私が出かけた教会では、この時午後11時。周りは住宅。それでも塔の鐘が「ガランガラン」と鳴るのです。さすがキリスト教国。(おまけにミサが終った午前0時半にも鳴り響いていました)

その後福音書が読まれ説教、そして洗礼式と進み、聖体拝領、閉祭となります。

暗闇の中で始まり、光に満たされて終るこの典礼は、とても美しいものです。

そして日曜日は日中のミサ。ドイツでは月曜日も荘厳ミサです。

カトリックでは聖木曜日からずっと典礼が続きます。ドイツのプロテスタントも同様です。
日本のプロテスタントは復活の前の「棕櫚のj主日」のあとはもう「復活祭礼拝」というところが多いのではないでしょうか。私が以前所属していた教会では、祈祷会が行われる水曜日に受難を覚える集会をしたり、金曜日にしたり、その年によってさまざまでした。ある年は「今年は何もしないので、各自受難を覚えてください」といわれたときもありました。わたしなど、信仰が薄いので、何か無いとすっかり忘れてしまい、ばたばたしているうちに、復活祭となってしまいます。
なので、カトリックのように、ずっと典礼が続くと、とてもよく受難と復活のことを考えることができます。
プロテスタントの良いところとしては自由が利くので、色々なスタイルでこの受難の時期の集会を持てることがあります。何もないところもありますが、友人が牧師を勤める教会では、聖木曜日(主の晩さんの日)にその晩さんを覚える集まりを行い、聖金曜日にはバッハの「ヨハネ受難曲」の中のコラールを用いて受難を覚える礼拝をしているそうです。日本は平日なので何かと難しいところですが、このような試みはとてもいいなあと思っています。いつか私も参加してみたいです。

夜中に終る典礼。帰りはどうするかというと、バスで帰りました。
ベルリンは夜中でも交通機関が動いているので便利です。
自宅に帰ったのは午前2時でした。
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by fu-ga_907 | 2006-04-17 06:36 | 教会♪Orgel